アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎とは、目の表面に花粉などのアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)が付着して、結膜に炎症を起こす病気です。花粉などが原因で、特定の季節にのみ症状があらわれるものを季節性アレルギー性結膜炎といい、一年中症状がみられるものは、通年性アレルギー性結膜炎といいます。
重症のものでは、子どもに多くみられる春季カタル、ソフトコンタクトレンズを使っている人にみられる巨大乳頭結膜炎などがあります。いずれも、症状に合わせた治療薬の選択と、適切な眼の管理が必要となってきます。
アレルギー検査
アレルギーを悪化させないために、原因となるアレルゲンを突き止め、日常生活の中で避けることも重要です。原因となるものと接触が続くと、症状が慢性化し、年々、治療も困難になっていきます。
原因アレルゲンを見つけるための最も一般的な検査は血液検査です。当院では、ごくわずかの採血で数種類のアレルゲンを同時に調べることができ、体への負担が最も少ない検査を導入しています。
まずは、身の回りの代表的なアレルギーの有無を調べます。
項目は、ヤケヒョウヒダニ(ハウスダスト)、スギ(ヒノキ科)、ブタクサ(キク科)、カモガヤ(イネ科)、ヨモギ(キク科)、イヌ、ネコ、ゴキブリの8種類です。いずれも年間を通して、最も原因となる可能性が高いものです。 指先からの数滴の採血で、約20分で結果が分かります。針による採血のため、小さなお子様でも安全に検査を行うことができます。その他のアレルゲンを調べたい場合には、約200種類の中から必要な項目を採血で検査も可能です。
食物をはじめ、ラテックス、金属、蛾など、原因と考えられるものを自由に選択することができます。
まずは、お気軽にご相談ください。