霰粒腫と麦粒腫(ものもらい、めばちこ)
霰粒腫(さんりゅうしゅ)
霰粒腫では、初期症状としてまぶたの腫れ、軽い痛み、刺激感などが現れます。
症状は数日で消え、まぶたに丸くて痛みのない腫れが残ります。この腫れは、徐々に大きくなります。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
麦粒腫は、まぶたの縁が赤くなる、押すと痛む、などの症状から始まります。触れると痛む小さな丸い腫れものができます。涙目、明るい光に過敏になる、異物が入ったように感じる(異物感)などの症状が出ることもあります。まぶた全体が腫れることもあります。腫れた部分の中心にしばしば黄色っぽい小さな点ができることがあります。麦粒腫は嚢が破れて、少量の膿が出て終わるという傾向があります。
治療
細菌感染を伴う場合には、抗菌薬やステロイド薬を処方いたします。自然に破れて膿がでることもあれば、外科的に切開して膿を排出しなければならないこともあります。
いずれも、気が付いたら放置せずに、できるだけ早く治療を開始しましょう。