近視の進行でお悩みの方へ
近視の進行抑制には、3つの治療法があります
マイオピン点眼治療
マイオピン(0.01%アトロピン)というお薬を1日1回点眼する事によって、近視の進行を抑制する効果があります。
近視の進行を軽減させることを目的にシンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されていました。
当院でも、多数の処方実績があり、安心してご使用いただいております。
マイオピンの特徴
- ① 毎日一滴、寝る前に点眼してください。
- ② 近視の進行を1年後に最大70%軽減させます。
- ③ 副作用はほとんどありません。
- ④ 手元を見る作業にも影響を与えません。
- ⑤ 容器(1本・5ml)は両眼用で、1ヶ月の使い切りです。
マイオピン処方の流れ
- ① まずは視力や目の状態などを検査・診察します。(予約は不要)
- ② 診療後、異常がなければ、マイオピン点眼を処方いたします。
- ③ 1ヵ月後に受診して問題がなければ、以降は3ヵ月毎に定期検査です。
マイオピンの費用
マイオピン0.01%点眼(橙色)は、1本3,000円です。
マイオピン0.025%点眼(青色)は、1本3,500円です。
定期受診の際には、3本(3ヶ月分)まで購入が可能です。
自費診療のため、検査・診察代は1回500円必要です。
シンガポールでのスタディの結果
Placebo(△プラセボ・偽薬)では、近視が進行していくのに対し、0.01%のマイオピン(〇)点眼により、近視の進行が軽度に抑えられています。濃度が1%のアトロピン(▲)点眼と同等の効果が得られています。日本でも大阪大学、慶応大学など7大学で同様の臨床研究が始まっています。
検査の予約等も必要ありません。その日に処方することができます。
まずは、お気軽におたずねください。
多焦点ソフトコンタクトレンズによる治療
多焦点ソフトコンタクトレンズの特徴
- ① 多焦点ソフトコンタクトレンズを毎日装用します。(レンズは1日使い捨てタイプです)
- ② 調節力を補助することで、近視の進行を抑制します。
- ③ 近視も矯正できるため、眼鏡なしで生活できます。
多焦点ソフトコンタクトレンズの適応
7才から、大人の方まで装用できます。
※小・中学生の場合、保護者の方のコンタクトレンズの使用経験が必要です。
多焦点ソフトコンタクトレンズ処方の流れ
- ① トライアル装用を行い、レンズの着け外しを練習します。
- ② レンズの種類、度数を決定し発注します。
- ③ レンズが届いたら、治療開始となります。
多焦点ソフトコンタクトレンズの検診
装用開始2週間後と4週間後。問題なければ、3〜4ヶ月毎の検診となります。
多焦点ソフトコンタクトレンズの費用
・レンズ代1ヶ月 片眼3,740円(税込)
・定期検診(保険適応)+レンズ代(両眼3〜4ヶ月分)
オルソケラトロジーによる治療
オルソケラトロジーの特徴
- ① レンズを着けて就寝し、朝にレンズを外します。(毎日レンズの洗浄ケアが必要です)
- ② 寝ている間に、近視が矯正されるため、日中は裸眼で生活ができます。
- ③ 最も強い近視抑制効果が確認されています。
オルソケラトロジーの適応
7才から、大人の方まで装用できます。
オルソケラトロジー処方の流れ
- ① 適応検査で異常がなければ、トライアル装用をします。
- ② レンズ度数、規格を決定し、レンズの着け外しを練習します。
- ③ テストレンズで、自宅にて1週間のお試し装用が可能です。
- ④ 問題がなければ、レンズを注文し、本装用開始となります。
オルソケラトロジーの検診
装用開始1週間後、1ヶ月後、3〜6ヵ月毎の検診となります。
オルソケラトロジーの費用
・適応検査 5,000円(予約制)
・レンズ費用、本装用までの詳しい内容につきましては、こちらのページをご確認ください